百合の日記帳24

きみはね 彼女と彼女の恋する1ヶ月


発売して一ヶ月経ちましたが、ようやく買えたのでプレイした感想でも。
発売前からずいぶんよいしょしていたのですが、期待を裏切らない良いゲームでした。
低価格ソフトなのでシナリオ自体は短めで、読むのが遅めな自分でもさくっと終わりました。
BGMも曲数が少ないですがピアノやギター、管楽器中心のアコースティックなものだけ。
だからこそ焦点がはっきりしていて、まじりっ気のない作品。
腹七分目くらいで消化し終えてしまう、抱きしめたくなる様な読後感が幸せでした。
ライトなラブコメを読んでいる感覚で、組み合わせによって女の子がいろんな表情を見せるのが、微笑ましく楽しかった。「恋は人を変える」とは、恐ろしくもかぐわしい。
序盤に見せられる女の子達の力関係は、すべてを読み終える頃にはまた違った関係が見えてくるので、その移り変わりも、二重に三重に百合を楽しめてお得な部分でした。
(公式サイトに倫さんが紙装甲と表記がありますが、大体この人がヘタレてくるおかげだと思います)
紙装甲で思い出しましたが、結構作中にネタが挟まってきます。古めの洋画邦楽、ネット用語など。
大事なシーンで茶化すような使い方はしてないので、ちょっとした遊び心ですかね。しらける人もいるでしょうがw
エクストラ含め全ルート終えた感想は、なんというか、優しい世界でした。


余談ですが陽菜さんのまゆげがかわいい……